| 来歴並びに育成経過 |
| 「北陸36号」は昭和12年農林省農事試験場奥羽試験地において「奥羽199号」を母とし「水稲農林1号」を父として人工交配を行い、昭和15年雑種第3代種子の配付を受け、爾来当所において選抜固定を図り、昭和21年度より「北陸36号」の系統名を付け、関係各県に配付してその地方的適否を検討中のものである。
石川県において昭和25年度奨励品種に採用を決定した。 その育成経過は次の通りである。 |
| 特性概要 |
| 「北陸36号」は「水稲農林1号」に比較して出穂期、成熟期共に稍々遅い早生種で、草型は「水稲農林1号」より僅かに長稈長穂、穂数やや少。短稈穂数型である。粒着はかなり密である。稲熱病耐病性は葉並びに穂首共に「水稲農林1号」より強く、強稈である。玄米の粒形は中、粒大は小で品質は良好である。
その成績概要は次の通りで、この成績及び各府県における成績から考察すると、本系統は北陸地方における「水稲農林1号」地帯の中で、やや脊薄地帯並びに稲熱病発生の危険がある地域に適するものと考えられる。 石川県における普及予定地域は「秋落ち」甚だしい平坦地帯の「水稲農林1号」に置換えられるべきものとして、その面積は大要6,000町歩と推定している。 |
| 保有種子量 |
| 4斗 |