| 来歴並びに育成経過 |
| 「北陸45号」は、昭和16年新潟県農事試験場における農林省指定水稲新品種育成試験地(現農林省長岡農事改良実験所)において、「北陸23号」(後に水稲農林21号となった系統)を母とし、「水稲農林1号」を父として人工交配を行い、以後当所において選抜固定を図り育成したもので、昭和24年2月「北陸45号」の系統名を付けて、その種子を関係各県及びその他に配付して地方的適否を検討中のものである。
新潟県においては、昭和26年度奨励品種に採用の予定である。 高知県においては、昭和26年度準奨励品種に採用の予定である。 |
| 特性概要 |
| 「北陸45号」は、出穂期、成熟期共に「水稲農林1号」に略等しい極早生である。草型は短稈の穂数型であるが「水稲農林1号」に比較して更に穂数が多い。稈は強からず「水稲農林1号」程度で、稲熱病耐病性程度も「水稲農林1号」と略同等もしくは幾分強い。成熟期における稈の枯上がりが少なく、熟色良好で稔実良く発芽が良い。玄米は中形中粒で腹白少なく「水稲農林1号」程度に良好である。当所における収量は、年次・栽培法の何れを問わず常に「水稲農林1号」より多収を示している。
特性概要は次の試験成績に示す通りであるが、この成績及び関係各県における成績を綜合し考慮すると、「北陸45号」は北陸地方の平坦肥沃地及びこれと略等しい自然環境の諸地域、即ち従来「水稲農林1号」の栽培されていた全地域に好適するものと考えられる。 |
| 保有種子量 |
| 4斗 |