来歴並びに育成経過
 「関東41号」は昭和15年農林省農事試験場鴻巣試験地において「農林8号」を母とし「農林1号」を父として人工交配を行い、昭和18年その雑種第3代種子を埼玉県立農事試験場玉井分場における農林省指定水稲新品種育成試験の供試材料として、配付を受け、爾来選抜固定を図り育成せるもので昭和20年以降「関東41号」なる系統名をもって生産力検定試験に供試すると共に関係各都県における水稲奨励品種決定試験に編入し、地方的適否を検定しつつあったものである。
 茨城県、静岡県においては昭和35年度より奨励品種に編入方希望せり。
これが育成経過の概要は次の如し。


特性概要
 「関東41号」は熟期「農林1号」に比べ僅かに晩い早生粳種で、白葉枯病耐病性特に強く、草型は中間型、「農林1号」に比べ穂長極めて大、粒形また比較的大きく、生産力は高い。稲熱病に対する耐病性「農林1号」に比べ強く、苗代日数感応度は低い。特性の概要は左表の如くであるが、本特性並びに後に記載した配付先における試験成績等より考察するに、本系統は従来「農林1号」の普及していた特殊低湿地帯特に該地域中比較的地力瘠薄なる地帯向けとして好適するものと認められる。


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